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国際ユニヴァーサルデザイン会議

当県で国際ユニヴァーサルデザイン会議が開催されるということで
手話通訳者が大量に派遣された。

この手の国際会議の通訳は基本的に
「手話通訳士または同等の技術を有するもの」
という条件が付くらしい。

とはいえ連日30人超の通訳者なんて
そうそう簡単には確保できないのが実情なんだけど。
(ちなみに当県の手話通訳士は56人)

で、実際に通訳現場に立ってみて
想像以上に難しかった。
分科会やパネルディスカッションでは
外国からの発表者が大勢いて
発表は英語で行われた。
我々手話通訳者の多くはそれを直接手話に変換する英語力がないため
「同時通訳」の日本語訳を耳にぶら下げたトランシーバで聞きながら通訳する。

ところが、である。

あたしはさ、「通訳」ってのは
ある言語を他の言語に変換するのがお仕事だと思っていたけど
違うんだねー。知らなかったわー。

アクセシビリティ モビリティ トラサビリティ ユーザビリティ
ダイバーシティってなんのことだか分かります?奥さん!
(フジテレビのある…って違うよ!)
こんな言葉がね、カタカナ語のまんまぽんぽん出てくるんですわ。

「メディスンアイデンティティ」とか言われちゃった日にゃ
テーブルひっくり返したくなりましたがな。

アクセシビリティはかろうじて
「新しい手話2008」に載っていたけれど
この新しい手話を使って
一体何人のろう者が理解できると思う?
カタカナ語を聞いて即座にその意味をつかんで
別の言い方で手話に変換するにしたって
限度があるってものでしょうが。

同時通訳だけの問題ではなく、
日本語で発表する日本人ですら
当たり前のようにカタカナ語を連発するのね。

あのね。
ここは学会の発表じゃなく
「ユニヴァーサルデザイン」の会議でしょ?
ユニヴァーサルデザインの理念っていうのは
できる限り多くの人が利用しやすい、ってことなんじゃないの?
この場に高齢の参加者がいたら
まずあなたたちの発表はわかんないと思うよ。

なんでユーザビリティなの?
「使いやすさ」でいいんじゃないの?
なんでグローバルなの?
「国際化」じゃダメなの?

そもそもアナタたちは自分の発表を
より多くの一般人に理解してもらおうとは思っていないわけ?

それ以前に「ユニヴァーサルデザインて、何?」ってとこを
もっと浸透させないと
皆さんが思っているほど一般には広がっていないわよ。
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プロフィール

まっくろくろすけ

Author:まっくろくろすけ
職業:病院職員、手話通訳
趣味:読書、パズル(特にナンプレ)
性格:真面目で硬そうに見えて
   実はだるだる
   しっかりしていそうで
   どこか抜けている
好きな言葉:
 「微力だけど無力じゃない」
 「過去と他人は変えられない。
  未来と自分は変えられる」
座右の銘:ケセラセラ
   (なるようになる)

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