08
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
   

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

木を植えた人

以前、市内にあった絵本の専門店で
毎月ランダムに本を届けてくれるサービスがあって
しばらく利用していました。
その後その絵本専門店は閉店してしまいましたが
毎月なかなか良いチョイスで届く本を楽しみにしていました。

届くのはほとんどが子ども向けの絵本でしたが
たまに、大人向けの本を届けてくれることもありました。
そうして届いた1冊にジャン・ジオノ著「木を植えた人」があります。

この本は、最初に目を通した時にも胸を打たれましたが
手話通訳を生業とするようになって
自分の進むべき道を見失いそうになるたび開いては
自らの標としています。

「この人がくじけたり、疑いを抱いたのを見たことはない。
   (中略)
 成功をもたらすためには、それを妨げようとするものに
 うち勝たねばならない。
 情熱が勝利を得るためには、失望と戦わねばならない」

見返りを求めることなく
あきらめることなく
ただひたすら荒れ地に木を植え続ける。
失望と戦う源はいったい何だったのでしょうか。

主人公ブフィエの頭の中には常に
荒れ地が緑で覆われていく様がイメージされていたのでしょう。
だからこそそこに至るまでの長い道のりを
歩み続けることができたのではないか、と。

残念ながら、手話通訳者としての私はまだ
ブフィエのような揺るぎないイメージを持てずにいます。
信頼される手話通訳者になりたい、
私は私らしくありたいとは思うものの
私らしいとはどういうことかも分からなくなっています。
もしかしたらそれは
一生涯探し続けていかなければならないものかもしれません。
そして何度も迷い、疑い、くじけそうになるのでしょうか。

こんなにも自分の心が弱いことに
愕然としています。
針金のような剛毛に覆われていると思っていたのですが。
スポンサーサイト

手話通訳なんて…

私はいつでも、辞めようと思っています。
そんな人生を賭けてまで、するような物じゃないって。
でも、手話は辞められません。
たくさんの友人達が、手話を必要としていますし、お世辞でも「お前の手話は、解りやすい」と、言ってくれるので…。
手話通訳という肩書きがあると、私自身は縛られてしまう気がしています。
何も遺せない私の人生の中で、手話は生きる糧になっています。

それでも私は辞められない

辞めたら楽になる、辞めてやる!、とはしょっちゅう思うのですけどね。
手話通訳者だから縛られてしまう部分もあるけど
手話通訳者でなければできないこともあるから。

辞めてやる!と思うたび
私が手話通訳者になった時に一緒に喜んでくれた
ろう者の顔が浮かぶのですよ。
たぶん「辞める」と告げても
「そうか」だけだとは思うのですけどね。

「あなたの笑顔がいいね!ホッとするよ」と言ってくれたろう者
「くろすけが偉いのは、間違っていると思ったら相手が先輩でも
自分の意見をちゃんと言うところだ」と言ってくれたろう者
彼らと「共にある」ということが一番大事だけれど
「共に戦う力」も必要だと思うのですよ。
そのためには、組織や肩書がモノをいうこともありますよね。

その思いが私の最後の砦、最後の踏ん張り処なんだと思います。

もし、手話通訳を辞めても
ろう者とはお友だちですから
やっぱり死ぬまで手でおしゃべりしたりするんだろうなー。
Secre

プロフィール

まっくろくろすけ

Author:まっくろくろすけ
職業:病院職員、手話通訳
趣味:読書、パズル(特にナンプレ)
性格:真面目で硬そうに見えて
   実はだるだる
   しっかりしていそうで
   どこか抜けている
好きな言葉:
 「微力だけど無力じゃない」
 「過去と他人は変えられない。
  未来と自分は変えられる」
座右の銘:ケセラセラ
   (なるようになる)

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

FC2カウンター

検索フォーム

リンク

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。