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父の手術

うんと小さかった頃
父親は怒ってばかりいる怖い人だと思っていました。
叱られて
晩ごはん抜きで家の外に締め出されることなど
しょっちゅうでしたから。

父に初めて野球観戦に連れて行ってもらった時は
「寒くないか」とか「お腹空いてないか」とか
珍しく優しい言葉をかけられたりしたので
きっと帰りにどこかへ捨てられるに違いない、と
必死で父のジャケットの裾を握って
ついて帰った記憶があります。

小学1年の時
夏休みの宿題の工作だけがどうしてもできず
父に手伝ってもらったところ
お中元の空き箱を使って
父がひとりでロボットを作ってしまいました。
夏休み明けにそのロボットが賞を取り
しばらく校内に展示されて
ひどくいたたまれない思いをしました。
以来、宿題は親に手伝ってもらってはならん、と
肝に銘じたのでした。

中学に入り、塾に通い始めると
いつも父が仕事帰りに
塾まで迎えに来てくれました。
お友だちと一緒に帰るからいいよ、と言っても
夜道は危ないから、と
塾の前で待っていてくれました。

短気でガンコ、
空気が読めず、ひと言多い。
不器用で、人づきあいの下手な人。
私、嫌なところが似ちゃったなぁ。

18日に父の手術が行われました。
簡単な手術だから2-3時間で終わる、と
最初に聞いていたけれど
術前の説明では
気管切開してチューブを入れるかも、とか
胃瘻をつくるかも、とか
摘出する箇所によって
神経を傷つける可能性もあって
障害が残るかも、とか
一時的にぼけのような症状が出るかも、とか
もしかしたら父自身が思っている以上に
おおごとなのかも、と少し不安になりました。

職場で勤務医の先生や看護師さんにも
いろいろ聞いてみたりしました。
丁寧に教えてもらって
大丈夫、心配ないよ、と言ってもらって
少し安心したのだけれど。

予定時間を3時間ほど超過して
無事手術が終わった、と
姉とチィちゃんから連絡がありました。

職場のシフトの都合で
手術の時には休みが取れず
付き添うことができませんでした。
今日、有休を取ることができたので
父の病院へ行ってきました。

チューブだらけで横たわる姿を想像していたけれど
ベッドを起こし、ぼんやりと座っている
父がいました。
何度か声をかけたけれど反応がなく
一緒に来たチィちゃんが「おじいちゃん」と呼ぶと
ようやくこちらを見ましたが
やっぱり何となくぼんやりした様子でした。
そして最初に言ったことは
「チィ、ちゃんとご飯食べれてるのか」
こんな時にまで一緒に住む孫の心配をさせて
申し訳ないやら、ありがたいやら。

看護師さんが何度も様子を見に来てくれて
血圧や酸素飽和度など確認してくれましたが
経過は良さそうで
すぐに一般病棟へ戻れそうだとのことでした。
気管チューブも胃瘻も作らずに済んだようで
ほっとしました。
もともと耳が遠くなってきていたこともあって
なかなか話が通じず
看護師さんの問いかけにも
何度も「え?」って聞き返したりして
弱々しいお年寄りになってしまったようで
(実際、立派な後期高齢者なんですけど)
少し悲しくなりました。

「いつも飲んでる薬の残数を確認したら
日数とぴったり合っていましたよ。
お父さんはきちんとお薬を飲む人なんだね」
って看護師さんに言われました。
「これからずっとお薬を飲み続けないとならなくなったから
そういう管理がちゃんとできる人だと安心です」って。
確かにそういうところ、几帳面だよね。
そこは似なかったな、私。

夜、地元でお仕事があったので
夕方には病院を出ました。
「帰るね」と声をかけると
やっぱりどこかぼんやりした様子で
「お前、何で来たんだ?」って。
車だよ、と答えつつ
父の言う「なんで」が
HowではなくWhyだったのかな、なんて思って
また少し悲しくなりました。
「そっか、帰るんか。気をつけて帰れよ」
って言う言葉も力がなくて。

早く元気になってよ。

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良かったね

無事に手術終了、おめでとう。

年配者は、自分の都合の良いところだけ記憶に残すようで、症状なんかもそう言う部分しか話してくれないのよね。
自分の耳で聞かないといけないって、叔父の入院で実感しました。

でも、まだまだしっかりしたお父さまです。きっと孫を大事に思ってくれるのは、自分の子どもにしてあげられなかったことをしてうるのかも…

早く回復して、自宅に戻れるといいですね。


院長先生、しっかり治さないと後々まで響きますよ。
職場の平和も早く戻るといいですね。

おかげさまで

ありがとうございます。
無事、退院して自宅療養中です。
今週末にでも
ちょっと様子を見に行ってこようかと。

うちの父親はもともと
自分の都合の良いように解釈する、
少しのことを大袈裟に言う、などの癖があって
齢のせいばかりじゃないのですけれどね。

院長はぼちぼち診療にも入っていますが
まだ辛そうです。
しっかり治してから復帰された方が、と思っても
口には出せない私です。
Secre

プロフィール

まっくろくろすけ

Author:まっくろくろすけ
職業:病院職員、手話通訳
趣味:読書、パズル(特にナンプレ)
性格:真面目で硬そうに見えて
   実はだるだる
   しっかりしていそうで
   どこか抜けている
好きな言葉:
 「微力だけど無力じゃない」
 「過去と他人は変えられない。
  未来と自分は変えられる」
座右の銘:ケセラセラ
   (なるようになる)

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